燈馬君と可奈ちゃんの日常

□天使之心
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「燈馬君のばかー」
「うわーっ!」

燈馬君とケンカして、雪の降る日に凍てつく川に放り込んでしまった...。
慌てて燈馬君を回収して、燈馬君を担いでマンションまで連れていって、お風呂にいれたんだ。

「水原さん」
「なあに? 燈馬君」
「ごめんなさい」
「ううん、もういいよ。私の方こそごめんね。燈馬君のこと疑ったりして。あんな綺麗なお姉さんと歩いていて、すごく仲の良さそうだったから。燈馬君が浮気なんかするはずないのに」
「ごめんなさい、水原さんをびっくりさせようと思って、ピアノを習っていたのですが、先生と楽譜を探しているところを誤解されてしまって」
「もう! 燈馬君年上のお姉さんにもてるんだから、あんまり心配させないでよ」
「はい。水原さん、おかげであったまりました、い、今さらながら恥ずかしいです」
「う、うん。私もテンパッていたから勢いでさ、私もびしょ濡れになっちゃって、それに燈馬君あっためてあげようと思って」

そう、今私たちは燈馬君ちの大きめのお風呂で、裸で二人っきりなのだ。

「水原さん、僕、すごく幸せです」
「えっ?」
「大好きな水原さんと二人っきりであったかいお風呂に入れて。心も体もぽかぽかです」
「う、うん。私もすごく幸せ。お風呂気持ちいいし、燈馬君入浴剤もいいやつ使ってるんだもん」
「ああ、優が送ってきたんです。水原さんにって」
「...なんで優ちゃん私が最近ここでお風呂に入っているのと知ってるんだろう?」
「...あいつはミスマープル並みに鋭いですから」
「ふふっ、燈馬君はポワロかな?」
「水原さんは...心優しいAngel Heartですね」
「えっ?」
「強くて恰好よくて心優しい、天使の心を持つ僕のヒーロー」
「もう! ヒロイン! まあ確かに私だってなんかヒロインよりヒーローがしっくりきちゃうけれど」
「ふふっ。大好きです。Angel Heartの水原さん」
「あはっ、想爸爸(パーパ)ありがとっ!」

北条司のAngel Heart 大好きです。シャンインかわゆす。

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