燈馬君と可奈ちゃんの日常

□はっぴーばーすでー
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「燈馬君、お誕生日おめでとう!!」
「あ、ありがとうございます。嬉しいです」
「ほら、野菜不足の燈馬君のためにお鍋にしたよ。たくさん食べて、あったまってね」
「いつも気遣ってくださって、ありがとうございます」
「本当だよ。これじゃ燈馬君のお嫁さんになる人は大変だからさ、ちゃんと野菜食べるんだよ」
「...」
「ど、どうしたの? そんな悲しい顔して。あ、ごめん。ちょっと言いすぎた? 大丈夫。私がばっちり野菜食べさせてあげるから。あんたの健康はちゃんと可奈様が管理してあげるから」
「...ずっとですか?」
「うん。ずっと」
「あ、ありがとうございます。水原さん。大好きです。愛しています」
「え? えええええーっ?」
「ど、どうしてそんなに驚くんですか?」
「だだだだって、私たち友達だし、そそそそそんな突然好きとか愛してるとか」
「そ、そうですよね。水原さんは友達としてしか僕のこと見てくれていないんですよね」
「いや好きだよ! 好きだしずっとそばにいたいし、身体にいいもの作ってあげたいし、悪いやつから守ってあげたいし、でもでも好きとか、そういうのかは」
「じゃ、じゃあもし僕に好きな人ができて、水原さん、もう僕のマンションに来ないでくださいっていったら」
「半殺しにしてやる! お父さんに頼んで刑務所にぶちこんでやる! むしろあんたを殺して私も死んでやるー!!」
「お、落ち着いてください」
「うるさいうるさい! これまでずっと面倒みてやったのに! この恩知らず! 浮気者!」
「水原さん! 僕には水原さんだけです。世界で一番愛しています。お願いです。僕のそばにずっといてください。僕を一人にしないでください。僕のお嫁さんは水原さんだけですっ!!」
「ぐすっ、ほんと? 私ずっとそばにいていいの?」
「本当です。だから泣かないでください」
「ふえーん。良かったよ。私、燈馬君に嫌われたかと」
「そんなこと絶対にありえません! 変なこといってごめんなさい。一緒にご飯食べて、あ、あのゆっくり話をしませんか? これからの僕たちのこと」
「う、うん。ゆっくり話そう...。わ、私も、す、好きだよ。大好きだよ、燈馬君」
「嬉しいです。一生離しません。水原さん」

糖度1000度くらい?

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