五十嵐家

□五十嵐家七男の一日
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五十嵐家七男
五十嵐秀でっす!


ついに俺の番になりました
いやー
いざとなると何書いたら良いのか分かんなくなるなー

よし
今回は五十嵐家族のテスト前から書いちゃいまっす


そうだなぁ
竜兄と零兄と蓮兄の高校生三人のテストをお送りするよ





「秀」

課題を部屋でしていると竜兄が入ってきた
最初は急に入ってきたら怒ってたけど怒んのがめんどくさくなってきたから最近はスルーしてる

「どしたの?」

竜兄の右手にはテスト範囲表

ああ

もうそんな季節かぁ

五十嵐家恒例秀のお勉強会


五十嵐家恒例秀のお勉強会とは!!

五十嵐家の中で一番頭の良い俺のわっかりやすぅ〜いテスト対策の勉強会の事なのだ

さて
今俺の指導を受けているのは五十嵐家の中で一番テストの結果の悪い竜兄

「ここはこうなるんだろ?」

「うん 正解」

昔から兄貴達の課題を見ていたらいつの間にか高校生レベルの問題もスラスラ解けるようになってた
だからこうやって教えたり出来る


……っていうか
留年している筈の竜兄
意外と いや こうやって勉強を受けているときはかなり頭良い

「なんで留年しちゃうかなー」

「留年したって死にはしねぇよ」

「そうだけどさぁ」

「就職や受験に影響するよ?」

風呂上がりなのか妙に色っぽい奏兄が言った

「そう言う奏斗も勉強をしたのか?」

水を飲みながら竜兄が席についた奏斗に聞いた

「うん 毎日気が飛ぶ程したよ」

「「え」」

奏兄の問題発言に竜兄と俺の思考がシンクロした

「腕は毎日筋肉痛 幻覚は当たり前 あ そうそう三途の川も何回か見たなぁ勉強ってそれぐらいするよね」

「「いやいやいやいや」」

二人揃って頭を横に振る

奏兄の冗談(?)を聞いた後竜兄の勉強の仕上げに取りかかる
それとほぼ同時に零兄と蓮兄がリビングに入ってきた




 
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