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□哀れ…
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何時もどおりにマネージャー業をこなしてから帰ろうと部室から出た瞬間に手を引かれ部室に入れられた

引っ張た人は我らが四天宝寺男子テニス部部長の白石蔵ノ介だった

『な、何?白石君』
「話があんねん」
『うん』

何時もより少しだけ真剣な顔で言うもんだから何事かと聞いていたら

「佐藤のことが好きやねん。」

…は?
何を言っているんだこの人は…
…まさか、私が好きすぎて幻見てるとか?

と、夢でも見ているんじゃないかとほっぺをギュと抓ってみたがそこには確かに痛みが走った

「なに自分のほっぺ抓っとんねん夢かと思おたんか?自分傷つけたらあかんよ、…俺は佐藤が好きなんや」

こんなセリフを吐きながらさっき抓ったとっぺにそっと手を置くものだから、ほっぺから直に手のぬくもりが伝わって一気に赤くなる
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