ハヤテ小説2
□ずっと、一緒にいられたら・・・(前編)
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「・・・・・ふぁ・・・・」
「あ、起きた?美希」
「おっはよー、美希ちゃん♪」
不意に、聞き覚えのある声が聞こえて、ぼーっとした頭で辺りを見る。
そこが生徒会室だという事に気づくと同時に、目の前に親友達がいる事にも気づく。
そして、先程の光景が夢だったという事を、ようやく認識した。
「・・・夢か・・・」
「どうしたの?」
「いや、何でもない」
美希の様子に、一瞬首を傾げる。
そんな中、美希は。
(さっきの夢・・・・確か・・・)
何処か遠くを見るような目で。
そんな事を考えていた。