偏った書庫
□他でも無い貴方の為に
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それから、絶対何かをプレゼントするんだ。
緒方さんは、僕が「何か欲しいものないですか?」って聞くといつも
「いいよ、君はまだ子供なんだから」
って笑いながら言うんだ。
いつまでも僕のこと三歳くらいだと思ってるんだ!
それで、肩叩き券でいいよとか言うんだ!
絶対何か素敵なものをプレゼントするんだ。
でも、緒方さんの好きなものって…。
車?
それは無理。
お酒?
はよくわからないし…それにお酒は控えて貰わないと!
ブランドの時計?
それもちょっと高すぎ…。
お洋服とかは僕と全然趣味が違うからなぁ…。
それにいっぱい持ってるし。
靴?
ってどんなのがいいんだろ?
さんざん悩んだんだけど、全然決まらなくて。