和風ロック。

□和風ね、うん和風。
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『荒野は俺の始まりで』



俺が立っていたのは荒野
皆が寝転がってるのも荒野

目の前にある血飛沫を
必死に足で拭き取った
鉛空に映るのは
ただの自分の愚かさで
血に触れた足はもうすでに

黒く汚れてしまっていた

羽織を脱いで被せても
そいつらは足を出しやがる

ならばと草履を履かせても
今度は赤い手をだした


※泣いてくれる人がいた
アンタらがただ羨ましかった
我が子がくれた風車で
町を町からフラフラリ※
そんなアンタを見つめてた
お前はそんなに偉いのかと


真っ赤に染みた草履さえ
冬の始めの風が吹く
真っ赤に染みた羽織さえ
冬の終わりの風が吹く
俺は何をしてんだろう
荒野の中で独りでに
俺が刻んだ傷痕を
ただ喧騒に
見つめた
見つめた
見つめたAh〜

※泣いてくれる人がいた
アンタらがただ羨ましかった
我が子がくれた風車で
町を町からフラフラリ※
そんな奴らを見つめてた
俺の横には誰もいない

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