SHINee -短編-
□隙を見せないで
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-------隙を見せないで------
ガチャッ
テミナに寝室に運ばれたところで、誰かが帰ってきた。
「ヌナ、声出しちゃだめだからね」
テミンが私の口元を押さえようとする。
「ちょっと……!やだ…!テミナ…!」
「何してるんですか」
「ミノ…!」
テミンはミノの姿を見ると、パッと私から離れる。
「テミナにヌナはまだ早いよ」
ミノがにやりと笑ってテミンを追いやる。
「ヌナもヌナですよね…」
2人きりになると、ミノはベッドに寝かされた私の髪の毛を撫でながら話し始める。
「隙がありすぎるんですよ」
ミノは手を止めて私の目を見つめる。
「テミナにああいうことさせてるんだから、僕もしていいですよね?」
チュッ…。
「……!!」
ミノが私の顎に手を添えて口づける。
それはとても優しくて…切なくて……………。
「ヌナ…もう誰にも隙を見せないで?」