SHINee -短編-
□年上の彼女
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「ヌナー!」
洗い物をしていると、テミンが後ろからぎゅっと抱き着いてきた。
「だめだめ、危ないから!」
「だって、ヌナのにおい久しぶりなんだもんー」
背中に密着するテミナのぬくもり。
「…会えなくて寂しかった。ずっとずっとヌナのことばっかり考えてた…。」
テミナが肩に顎を乗せながら、耳元で囁く。
………私もだよ。
テミナに会いたくて会いたくて。
でもお仕事頑張ってるテミナを応援したくて。
年上の私がしっかりしなくちゃって。
でも、そんなこと、、恥ずかしくて言えないよ。
「ほ〜ら、早く離れて」
「………。」
「テミナ?」
「ヌナはさぁ、いっつもそうだよね」
「えっ……」
「僕だけ寂しがってるなんて…もうやだ」
「きゃっ……」
いきなりテミナが私の体を抱き上げる。
「今夜は、僕のことしか考えられないようにしてあげる」