静雄受け小説

□記憶喪失とはどういうことだ(イザシズ
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目が覚めると、そこは知らない世界だった。


「あれ?静雄?」

「えっ…と…すみません…俺と、岸谷さん…?知り合いだったみたいで…。」

「・・・・・・静雄君。それは何かのギャグですか?」

********************

俺は何もわからなかった。

自分のことはわかる。

ただ、この世界の周りの様子がわからなかった。

そして俺は携帯に登録されている人物に、片っぱしから会うことにした。

そして電話することが多かった人物が、この岸谷新羅だ。

次に平和島幽。

(こいつは…俺のなんなんだ?家族…だとは思うが…)

「静雄。君、記憶喪失だねッ!」

「いや、それはわかってますよ。」

にこやかに笑う青年に対し、真顔で切り捨てる。

「じゃあ、とりあえずいろいろ知りたいこととかあるでしょ??僕がわかる限りのことなら、答えるけど…」

まぁ、一応信用できるのだろう…。
とりあえずは頼ってみるか……。
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