静雄受け小説
□記憶喪失とはどういうことだ(イザシズ
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目が覚めると、そこは知らない世界だった。
「あれ?静雄?」
「えっ…と…すみません…俺と、岸谷さん…?知り合いだったみたいで…。」
「・・・・・・静雄君。それは何かのギャグですか?」
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俺は何もわからなかった。
自分のことはわかる。
ただ、この世界の周りの様子がわからなかった。
そして俺は携帯に登録されている人物に、片っぱしから会うことにした。
そして電話することが多かった人物が、この岸谷新羅だ。
次に平和島幽。
(こいつは…俺のなんなんだ?家族…だとは思うが…)
「静雄。君、記憶喪失だねッ!」
「いや、それはわかってますよ。」
にこやかに笑う青年に対し、真顔で切り捨てる。
「じゃあ、とりあえずいろいろ知りたいこととかあるでしょ??僕がわかる限りのことなら、答えるけど…」
まぁ、一応信用できるのだろう…。
とりあえずは頼ってみるか……。