臨也受け小説
□俺は知らない(モブイザ、シズイザ
1ページ/14ページ
俺は粟楠会との仕事で、体を売ることになってしまった。すべて俺が悪いんだ。俺が仕事をヘマしたから。そうだ。きっとそうだ。
自己暗示。
はたしてそれに意味があるのかはわからない。
でもそれで救われるのならいいのだろう。
・・・・・・。
・・・・・・・・・いいのだろうか??
本来の現実から目をそむけていいのだろうか。
「そんなの・・・」
きれいごとじゃないか。
俺には似合わないな。
俺はただ。足を開いて。
泣き叫んで。
喘いで。
ただ、息をして、
ただ、生きていけばいい。
泣きたいだけなく。
赤ん坊のように。
こんな俺をみたらシズちゃんはどう思うだろうか。
笑うだろうか
怒るだろうか
なくだろうか
・・・・・・――助けてくれるかなぁ??