空の果てに咲く

□貴女に捧ぐ追悼詩
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命なんて      脆く儚い




でも

だからこそ
抗って 生きて いこうとする姿は美しい




──死ぬ迄一緒、なんて約束

しなきゃ良かった




だって俺は

お前の死を受け入れられない




死ぬ迄一緒、って事は

死んだら、依存しちゃいけねぇんだろ?




その証拠に

お前は最期に

笑って、言った


 もうお別れ

 楽しかったよ

 ありがと


それから


 ──サヨナラ




サヨナラ、なんて

俺は

そんな言葉、紡ぎたくない


でも

お前が望むんだ


俺は
言うしか、なかった




──サヨナラ、と




握ったお前の手が

俺の手から滑り落ちた




お前の顔が

あまりにも幸せそうな表情だったから


俺は

涙の代りに

笑むしか、なかった




約束の所為で

        俺は泣けない




──嗚呼、後悔ばかり

約束も

言葉も




約束とサヨナラの代りに


愛してる、と

言えば良かった

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