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□hate or love
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ただ数回しか顔を合わせたことのない人間、しかも自分を嫌っているだろう相手に言
われるがまま付いて行くなど、そう言ったアサシンの言葉を肯定するようなものだ。

そんなつもりはさらさらなかったのだが、これではそう思われても仕方がない。
初めからそんな目的で此処へつれてきたのだろうか。
馬鹿だ。
そんなことを一つも懸念しなかった自分が恨めしい。

「ちっ、違います!! 離して・・・ッ!!」

頤を捉えて視線を合わせてくるアサシンの腕を無意識に振り払う。
何とかして誤解だと分かってもらわなければいけない。

「じゃあ何で付き纏って来るんだよ。何度も言うけど、プリーストって大嫌いなんだ
よね・・・」

譜迩を睨みつけてそういうアサシンの瞳が、心なしか赤味がかって見えた。
瞬間、壁に向かって突き飛ばされる。

「助けて欲しかったら、アンタが信じる『カミサマ』に頼んでみたら?」

そう言い放ったアサシンの瞳は、錯覚ではないと分かるほど真っ赤に染まっていた。









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