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□狩の準備は念入りに
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ゴミとか不細工だとか、そんなのはいつもの琉稀の悪態だと言うことくらいはわっていた。
ただ、急に装備を固めろと言われた理由がわからなかったから、それが余計に神経を刺激したのだ。

「…鼻水付けたらぶっ殺すから…」
「ッばかぁああーっ」

どうして、琉稀はいつもこんな風に自分を貶すのだろうか。
譜迩には全く理解できなかったが、素直に本音を言えない琉稀はただこうして悪態をつく事しかできない。

「わかったらさっさとそのゴミを何とかして来て…」

拗ねたような声で言うものの、琉稀は譜迩を解放しようとはしないし、譜迩は泣きじゃくりそれどころではなかった。


























狩の準備は念入りに。
お互いの信頼を、忘れずに。





20080826.
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