魔法少女リリカルなのはStrikerS〜Paradise box 〜クロニクル

□第八話 悲しみの過去
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衝撃の事実。この少女は城島瑠璃のボックスの生命体、ラブホワイトらしい。
隆一
(まぁ言われてみれば、愛らしい気はするけど…)
ラブホワイト
「そうだよ!ラブはラブなんだよ!…思い出した?」
隆一
「いや…多分その姿を見せたのは初めてだと思うよ」
ラブホワイト
「…あれ?そうだっけ?」
隆一
「うん」
ラブホワイト
「うにゅ〜ん〃」
ラブホワイトは恥ずかしさのあまり隆一の胸の中に顔を埋めてしまった。
隆一
「ま、まぁはじめましてついでによろしくねラブ(なんだろう、どこと無く瑠璃ちゃんに似てるような…)」
顔を埋めたまま首を縦に振った。
一樹
「まぁとりあえず、ここから出る方法を考えないとな。あいつらも精神的に限界だろうからな」
そう言ってフォワードの方を見る。そこには心ここにあらずのような彼女達がいた。
一樹
「さ〜てどうしますラーマさん。一応あなた達も結界を破って来たんでしょ?」

ラーマ
「いや、僕達も既に結界の中に閉じ込められてたよ」

一樹
「あ、そうですか…う〜んどうするか」
悩む一樹であったが…
ヴェルスクア
「フン、この程度造作もないと言ったはずだが」
一樹
「えっ?」
すると、ヴェルスクアの斧が黒く光りだす。
ヴェルスクア
「この程度の結界、このヴェルスクアには造作もないと言ったのだ!」
そして、勢いよく斧を上空に放った。
ヴェルスクア
「グランド〜フィナーレ〜!!」
上空の結界に激突。ものすごい衝撃と爆音を放ち、結界はパリーンと消えていった。結界の外にはバリアジャケットを着て息を切らしていた。
ヴィータ
「!?おいテメェら!無事か!?」

隆一
「あはは、とりあえずは…無事かな?」
隆一は苦笑いをして小声で言った。
その後、午後の訓練は中止。隊長達はフォワード達に今日のところは休むように言われた。不甲斐ないという顔を浮かべながらフォワード達は隊舎に戻っていった。
フェイト
「やっぱりちょっと皆メンタルにきちゃってたね」
なのは
「うん…」
ヴィータ
「しゃーねーだろ。死の40番だ。あんなのと対峙したら誰だってあーなるさ」
シグナム
「だが、やはり一番きているのは…」
はやて
「隆一さん…かな…」
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