魔法少女リリカルなのはStrikerS〜Paradise box 〜クロニクル

□第五話 ホテル・アグスタの脅威
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フォワード達との戦いから20分が経過し、フォワード達は気絶から回復。その30分後には訓練が開始された。もちろんその中に隆一と一樹の姿はない。二人は訓練所の入口付近で訓練の様子を見ていた。
隆一
「なぁ」
一樹
「なんだ?」
隆一
「別に一緒に訓練してもいいんじゃないか?昼間はこっちで訓練して、夜寝てる時はお前の訓練してさ」
一樹
「ダメなんだよそれじゃ…お前一人が強くならないとな」
隆一
「…何故?」
一樹
「いずれわかる。だから今は俺を信じてくれ」
隆一
「…わかったよ。だったらさっさと強くならないとな(一樹、なんか焦ってる?)」
その後は修行のため部屋に戻り、そのまま夜はふけていった。

次の日、空は快晴な晴れ。目覚めも快調。といっても修行のダメージなどはフィードバックしないが、何故か少し倦怠感は取れない。隆一は伸びをして上にいる一樹に目をやると、そこはもぬけの殻だった。
隆一
「どこ行ったんだあいつ?ま、いっか」
とりあえず洗顔のために部屋を出る。
欠伸をしながら洗面所に行くと、そこには機動六課の操縦士、ヴァイス・グランセニックがいた。
ヴァイス
「おっ、少年。今起きたのかい?」
隆一
「えぇ、まぁ」
ヴァイス
「若いんだからもっと早起きしないと」
隆一
「あはは、すいません」
ヴァイス
「まったく…あっ、そういえば」
何かを思い出したように隆一に聞いてきた。
ヴァイス
「少年は今日は行くのかい?」
隆一
「?、行くって何処にですか?」
ヴァイス
「えっ、そりゃ…」
それを遮るように聞き慣れたあの声がやってきた。
一樹
「イ〜ヤッフー〜!そろそろフラグの時間ですよ!あら〜隆一く〜ん今頃起きたんですか〜?もう少し早く…グハッ!」
やってきた一樹は、隆一の肩を軽く揉みながら、からかうような声で言ってきたため、隆一の鉄拳制裁が加えられた。
隆一
「先にお前の死亡フラグを立ててやろうか?」
一樹
「わ、悪かった。しかし聞け!俺は待っていたのだアグスタに行くことを!」
隆一
「アグスタ?」
一樹
「説明しよう!アグスタとは……」
それから10分ほど簡易で、だけど濃密な説明がされた。
隆一
「あ…そう…」
ヴァイス
「お前よくそんな詳しく知ってるな。たしかお前達は異世界から着たって聞いたけど」
一樹
「ハッハッハ、ヴァイス陸曹。なめてもらっちゃ困りますよ。この鳴神一樹、情報収集はお手の物なんですよ」
ヴァイス
「おぉ怖い怖い」
隆一
「てことはそれって任務って事だろ?勝手についてっていいのか?」
一樹
「心配するな。何故なら…」
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