魔法少女リリカルなのはStrikerS〜Paradise box 〜クロニクル

□第四話 挑発試合
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次の日…
フォワードの隊舎に一樹との二人部屋を用意してもらっていた隆一は起床した。外は快晴な晴れ。一樹はいまだ熟睡中。とりあえず隆一は、気分転換のために外に出ることにした。
外。日差しが眩しい朝だった。
隆一
「気持ちいい朝だね〜」
そんなことを言っていたら前方から一人の少女が近づいてきた。赤い髪をみつあみにして、茶色を基調とした機動六課の制服を着た少女。あの子を隆一は知っていた。鉄槌の騎士ヴィータだ。
ヴィータ
「ん?てめぇはたしか…」

隆一
「? あっ!ヴィータちゃんだ」
隆一はヴィータに近づいていく。
ヴィータ
「あ〜思い出した。お前隆一か?」
隆一
「そうだよ…って忘れてたの?」
ヴィータ
「ちょいと記憶の片隅にいれてただけだ」
隆一
「隅っこすぎて取り出すのに時間がかかったのかな?」
ヴィータ
「うるせぇ」
隆一
「そうゆう点では、守護騎士って便利だよね」
ヴィータ
「ん?どうゆうことだ?」
隆一
「容姿が変わらなければ身長も変わらない。見つけやすくて助かるよ」
ヴィータ
「(怒)」
その言葉を聞いた瞬間。ヴィータは首にかかっていたペンダントに手をかけると、光りだし身長ほどのハンマーが現れた。
隆一
「あれ、どうしたのヴィータちゃん?おもむろにグラーフアイゼンなんて出しちゃって。そして心なしか目が怖いよ。ちょっと待ってそんなものを…だからその…待って!」
ヴィータ
「ぶち抜け〜〜!!」
隆一
「グホッ!!」
その一撃は、隆一の脇腹にジャストミート。吹き飛ばされ海に落ちる手前で止まった。すぐにヴィータは隆一に近づき
ヴィータ
「容姿が変わらなければ身長も変わらない?つうことはテメェはアタシがいつまでもちっちぇっていいてぇんだな?」
隆一
「いやそうゆうつもりで言った訳じゃ…」
ヴィータ
「じゃあどうゆうつもりで言ったんだ!?あん!」
するとそこに空気の読めない人間が一人やって来た。
一樹
「ふぁ〜。よう隆一、それにチビータ」
寝ぼけているのだろうか。しかし、ヴィータを怒らせるには十分だった。
隆一
(余計なこと言いやがって!)

ヴィータ
「アイゼン、ギガント」
グラーフアイゼン
「Giant Form」
身長ほどだったハンマーは巨大化し、体をゆうに超える形となった。
隆一
「あわわわわわ…」
ヴィータ
「轟天爆砕!」
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