魔法少女リリカルなのはStrikerS〜Paradise box 〜クロニクル

□第二話 十年の再会
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ラーマ
「じゃあちょっと待ってて、報告してくるから」
そう言ってラーマは、少し離れたところへ移動した。そして、ラーマの前に青い画面が現れ、そこには茶髪の短髪で、髪留めのアクセサリーをつけた女性の姿が映った。
ラーマ
「こちらパラダイス1。敵の殲滅を完了しました」
女性
「お疲れさん、気をつけて帰ってきてな」
ラーマ
「うん、それと別に報告があるんだ」
女性
「何?」
ラーマ
「新しいボックス所持者を発見した」
女性
「ほんまか、何番や?」
ラーマ
「パラダイスボックスNo.1アドバンテージ。最強と呼ばれるボックス所持者だよ」
女性
「え?」
ラーマ
「どうしたの?」
女性
「え、あ、ううん、なんでも」
ラーマ
「そう、じゃあ今から帰還します」
女性
「了解」

機動六課なるところに、保護という名目で連行されることになった隆一。移動方法はヘリコプター、なんとも軍隊のようなところだなと思う隆一であった。
隆一
「あのラーマさん」
ラーマ
「なんだい?」
隆一
「その機動六課というところは、どうゆうところなんですか?古代遺物管理部って言われてもピンとこないとゆうか…」
ラーマ
「あぁそういえば君はこの世界の人間じゃなかったんだね。古代遺物管理部 機動六課っていうのはね、ロストロギア、過去に滅んだ超高度文明から流出する、特に発達した技術や魔法とかのことを言うんだけど、その中のレリックっていうロストロギアを発見、回収が主かな」
隆一の質問に、淡々と答える。
隆一
「そんなに凄いんですか。それだけ凄い部隊なら、そこの部隊長は貫禄がある人ですか?」
少しおどけて言ってみる。
ラーマ
「いやいや、うちの部隊長は若いよ。たしか今十九歳だったかな。僕の一つ下なんだ」
隆一
「(二十歳だったんだ)って十九歳!?そんな若くても部隊作れちゃうんですか!?」
ラーマ
「簡単じゃなかったみたいだけど、いろんなところを走り回ったって聞いてる。でもまあ、後見人に、リンディ・ハラオウン提督にクロノ・ハラオウン提督、それに聖王教会のカリム・グラシア、部隊長は顔が広いったら…」
そこで隆一の眉がピクッと動く。
隆一
「クロノ・ハラオウン「提督」?」
ラーマ
「? クロノ提督を知っているのか?」
そこでほまれが遮る。
ほまれ
「何言ってるんですかラーマさん。こいつは私がいた世界の人間ですよ。クロノ提督を知っているはずがありません」

ラーマ
「まぁそうだけど…」

隆一
(提督?あいつはたしか執務官じゃなかったっけ?…もしかしてここは、ちょっと未来だったりするのか?)
ちょっとした不安を持ちながら、隆一達を乗せたヘリコプターは、目的地の機動六課に到着した。
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