魔法少女リリカルなのは〜Paradise box〜

□魔導師じゃない、魔導剣士だ
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戦いの後家に戻りなのは部屋、そこにはユーノと大破したレイジングハートの姿があった。
そして数分後なのはが部屋をノックし隆一と共に入ってきた。
なのは
「ユーノ君、レイジングハート大丈夫?」
ユーノ
「うん、かなり破損は大きいけど、きっと大丈夫。今、自動修復機能をフル稼働させてるから明日には回復すると思う」
なのは
「そっか…」
・・・
隆一
「それにしてもデバイスというのは意外と繊細なんだね。もっと耐久性があると思ったんだけど」
ユーノ
「いや、レイジングハートは、かなりの大出力にも耐えうるデバイスのはずなんだ。だけど、それを一撃で破損してしまった。デバイス同士の魔力衝突で破損したなんてことは考えにくいから…」
隆一
「ジュエルシード…ね〜」
ユーノ
「多分それが大きく関わっていると思う」
隆一
「そっか…」
ユーノ
「それよりなのはは大丈夫?」
なのは
「うん…レイジングハートが守ってくれたから…ごめんねレイジングハート…」
そういって月夜しかみ得ない外を眺めるのであった。

次の日、なのはは朝早くから高町家の道場にいた。
数分後、朝のランニングから帰って来た美由希が道場に入ってきた。
美由希
「あれ?なのは」
なのは
「あっお姉ちゃん」
美由希
「どうしたの?すっごい早起きさんだ」
なのは
「あはは…うん、ちょっと目が覚めちゃって」
美由希
「そうなんだ」
なのは
「あれ?お兄ちゃんは?」
美由希
「えーっと、今日は父さんと遠くまで走りに行ってる」
そう言いながら二本の木刀を取った。
なのは
「あの…」
美由希
「えっ?」
なのは
「お姉ちゃんの練習、お邪魔じゃなければ見ててもいい?」
美由希
「あはは…あんまり面白いものじゃないと思うけど?…いいよ別に」
なのは
「うん、ありがとう」

美由希は二本の木刀を突き出し、横に薙ぎ払い、受け止めたり、最後は前方に跳び、薙ぎ払った。
その間にユーノから念話が入った。
ユーノ
『なのは?』
なのは
『ユーノ君?』
ユーノ
『どうしたの?こんな朝早く?』
なのは
『うん…ちょっと目が覚めちゃったから…それでねユーノ君。私、考えたんだけど』
ユーノ
『?』
なのは
『やっぱり私、あの子が…フェイトちゃんが気になるの』
ユーノ
『気になる?』
なのは
『うん、すごく強くて、冷たい感じもするのに、だけど綺麗で優しい目をしてて、なのに…なんだかすごく悲しそうなの。…きっと理由があると思うんだ。ジュエルシードを集めてる理由。だから私、あの子と話しがしたい、だからそのために…』

その頃隆一は…
隆一
「これは、何かの特技なのかね〜、念話だっけか?それが聞こえてくるのは?…まっなのはちゃんも腹くくったみたいだから、俺もそろそろ…なあアドバンテージ、大丈夫だよな、なのはちゃんは。…まったく、お前は箱に戻ると何にも話してくれないんだな…いやな予感がするぜ」
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