魔法少女リリカルなのはStrikerS〜Paradise box 〜クロニクル

□第四話 挑発試合
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ティアナ
「な、何これ…」
大きな音を聞き出てきたフォワード達が見たのは、地面に大きな窪みができ、その大きな窪みの中に二人の男が埋まっている光景だった。
スバル
「この人達ってたしかほまれの…」
ほまれ
「知らないわよこんなやつら!」
ふん、といいながら行ってしまった。
すると、埋まっていた二人が起き上がる。
一樹
「まったく、酷い目にあったぜ…」
隆一
「お前が何も言わなければこんなことにはならなかったんだがな」
一樹
「俺のせいか!?」
隆一
「1%くらいは俺に否があるが99%はお前が悪いだろ!」
一樹
「何を〜!」

スバル
「あ、あの〜」

隆一、一樹
「なに!?」

スバル
「えっと、大丈夫…ですか?」

隆一
「あぁうん、大丈夫。気にしないで」
一樹
「それよりお前はなのはの訓練があるんじゃないのか?」

スバル
「あ!?」
周りを見渡すと、すでにスバル以外の人達は訓練所と称される場所に着いていた。
スバル
「あ、じゃあ私はこれで」
そう言ってスバルは急いでその場所に向かう。
隆一
「なあ一樹」
一樹
「なんだ?」
隆一
「あの海に向かってビョーンと伸びているあの場所で訓練とやらをやるのか?」
一樹
「そうだぞ」
隆一
「なんてゆうか…」
一樹
「殺風景ってか?」
隆一
「あぁ」
一樹
「はは、たしかに殺風景だな。今は」
隆一
「今は?」
一樹
「まぁ見てろって」
言われたとおりに見ていた。なのはがコンソールを叩いて、何かを設定しているのが見て取れる。叩き終えると、海に伸びていたそれなりの広さのスペースに一般的な木のビジョンが多数出現し、森のようになった。ビジョンと言っても実体のあるものである。
隆一
「なっ!?」
一樹
「あれぞ高町なのは完全監修の陸戦用空間シュミレーター…だったかな?」
隆一
「あはは…なんだかもうなのはちゃんは遠い存在になっちゃったんだな…」
一樹
「そそ、今のお前じゃ手も足もでないだろうな」
隆一
「憂鬱になるぜ」
一樹
「だったら俺が鍛えてやるよ」
隆一
「は?」
一樹
「俺がお前をなのはより強くする。いやなのはだけじゃねぇ。フェイトにもはやてにも、そして…あいつにも…」
隆一
「?」
最後のほうは聞き取れなかった。少し考えた末に出した答えは。
隆一
「そうだな。そこまで自信があるなら頼もうかな。そういやお前の訓練一回しか受けたことなかったよな」
一樹
「そういやそうだったな」
隆一
「フフ、じゃあ頼むぜ」
一樹
「任せろ」
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