魔法少女リリカルなのは〜Paradise box〜

□魔導師じゃない、魔導剣士だ
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ユーノ
「時空管理局…」
隆一
「いや〜ユーノ君、捜したよ〜」
ユーノ
「うわ〜!って隆一さん!?なんでここに!?」
隆一
「それは酷いじゃないか、前にも言ったでしょジュエルシード一緒に探すって」
ユーノ
「いや、そうじゃなくて(どうやって結界の中に…)」
隆一
「それより、今はなんだか穏やかじゃないね、時空管理局、ね」

クロノ
「まずは二人とも武器を引くんだ」
そう言った後に三人は地上に降りてきた。
クロノ
「このまま戦闘行為を続けるなら…!?」
そう言った途端、空から無数のスフィアがクロノに飛んできた。
クロノはすかさずシールドを張る。
クロノ
「あ!?」

アルフ
「フェイト!撤退するよ、離れて!」
フェイトはすかさず飛んで逃げた。
そして空から第二波が飛んできた。
それは避けた。しかし、その間にフェイトはジュエルシードを取りにかかった。
しかし、クロノが放った光弾により落とされてしまった。
アルフ
「フェイト!」
アルフはそう叫んでフェイトに近づいた。

なのは
「フェイトちゃん!」

アルフはフェイトが着地するより先に下につき、フェイトを背中に乗せた。
クロノはそれを見逃さず、その二人をバインドで縛り上げた。
アルフ
「くっこの」
アルフはもがくがびくともしない。
それに近づいて行くクロノ
クロノ
「君達、自分が何をしたのかわかっているのか?」
アルフ
「くっ!」
なのは
「あっあの…」

隆一
「ストッ〜プ」

クロノ、なのは、アルフ
「!?」

なのは
「隆一さん!?」
アルフ
「お前は!?」
クロノ
「何者だ?君は」
隆一
「そっちの白い子の保護者の代理人の代理人のそのまた代理人辺りにいる者かな」
クロノ
「そうか、それで何の用だ?」
警戒心を緩めず、そう聞いてきた。
隆一
「…女の子を縛り上げるのは、ジェントルマンのすることじゃない」
クロノ
「はっ?」
隆一
「つまり…」
隆一は殺気を立てて
隆一
「その子を放せってって事だ」
クロノ
「!?」
さすがに驚いたのか、臨戦体制に入った。
クロノ
「君は…魔導師なのか?」
隆一
「いや違うけど」
そういうと突然さっきまであった殺気が嘘のようになくなっていた。
クロノ
「ねぇ君」
なのは
「はっはい!」
突然呼ばれたので、少しビクッとしてしまった。
クロノ
「彼は本当に魔導師じゃないのかい?」
なのは
「はっはい、それにデバイスは持ってないはずだし…」
クロノ
「…そうか、なら尚更、君が何者かがわからない」
なのは
「えっ?」
クロノ
「君は魔導師ではないと言った。なら何故、君はこの結界内にいるんだ?」
なのは
「あっ!?そう言えば」
そうしたら隆一の後ろからユーノが来て
ユーノ
「隆一さん、あなたは一体どうやって結界内に入ったんですか?」
隆一
「あれ?何だか俺が悪者みたいに…はぁ」
クロノ
「答えろ!」
隆一
「じゃあその子達を放してくれたらいいよ」
クロノ
「なっ!?」

アルフ
(何なんだ、何なんだよあいつは、何で私達を…)

クロノ
「それは出来ない相談だ。この子達にも話しを聞く必要がある」
隆一
「交渉決裂…まあ俺の事はすぐわかる」
そう言うと腰についていたポーチの中から、ある箱を取り出した。
なのは
「あっ!?」
ユーノ
「それって!?」
クロノ
「箱?」
アルフ
(あれは…)
そして右ポケットから鍵を取り出した。
クロノ
「何をするつもりだ!?」
隆一
「その子達を解放するつもり…アドバンテージ!」
隆一は右手を前に出し愛機の名を呼んだ。
すると箱、もといアドバンテージが光出した。
アドバンテージ
「Standby lady」
隆一
「セットアップ」
アドバンテージ
「Set up」
鍵をアドバンテージに突き刺し、回した。
すると箱は開き、隆一の身体は光に包まれ、服がまるで蝶のように羽ばたき消え、代わりに黒のバリアジャケットを羽織り胸部には金色で装飾された十字架が刻まれていた。右手には自分の身の丈ほどの刀身が長方形で形成されている剣を持っていた。
そして光が散乱した。

なのは
「えっ…」
ユーノ
「そんな、いつの間に…」
クロノ
「やっぱり君は魔導師だったのか」
隆一
「違うよ、俺は…魔導剣士さ、まっどうでもいっか」
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