魔法少女リリカルなのは〜Paradise box〜

□魔導師じゃない、魔導剣士だ
2ページ/7ページ

とある戦艦の艦内…
緑髪の女性
「みんなどう?今回の旅は順調?」
船員1
「はい、現在第三船速にて航行中です。目標次元には今から約165ベクサ後に到達の予定です」
船員2
「前回の小規模次元震以来、特に目立った動きは無いようですが、二組の捜索者が再度衝突する危険性は非常に高いですね」
それを聞くと艦長席に座る女性
緑髪の女性
「そう」
少女
「失礼します、リンディ艦長」
そういって緑髪の女性、もといリンディ・ハラオウン艦長に紅茶を運んでくる16歳程の少女がいた。
リンディ
「ありがとうねエイミィ…そうね〜小規模とはいえ次元震の発生は…」
ズルズル
リンディ
「ちょっと厄介だものね、危なくなったら急いで現場に向かってもらわないと、ねっクロノ」
そう投げかける視線の先には小学6年生くらいの少年、クロノ・ハラオウンがいた。
クロノ
「大丈夫、わかってますよ艦長、僕はそのためにいるんですから」


とあるビルの屋上
フェイト
「バルディッシュ、どう?」
バルディッシュ
「Recovery complete」
フェイト
「そう、頑張ったね。えらいよ」
アルフ
「感じるね、私にもわかる」
フェイト
「うん、もうすぐ発動する子が、近くにいる」


とあるバス停…そこでなのはは降りた。
そしてそこにはユーノと完全回復したレイジングハートの姿があった。
なのは
「レイジングハート、治ったんだね、よかった」
レイジングハート
「Condition green」
なのは
「また一緒に頑張ってくれる?」
レイジングハート
「All right my master」なのは
「ありがとう」


とある丘の上…
隆一
「この感覚は…発動するのかな?…今度は俺も一緒に戦おう。あの二人が怪我するところ、もう見たくないし…といっても俺が1番初心者か…ははは。さて、行くか」

PM18:24
海鳴臨海公園、そこに一つのジュエルシードが光を放ちながら、木に吸い込まれていき、発動した。

フェイト、アルフ、なのは、ユーノ、隆一
「!?」
木はどんどん大きくなっていく。
そこにユーノが現れ
ユーノ
「封じ結界、展開!」
ユーノの足元に緑色の魔法陣が展開され、公園全体を結界で埋めた。
その頃、木は目を持ち、口を持ち、更には手まで生えてきた。
その相手に臆することなく、なのははレイジングハートを木の化け物に向けた。
すると上空から複数の金色の槍が降ってきた。
しかし、その化け物はなんとシールドを使ってきたのだ。
アルフ
「うわぉ生意気に、バリアまで張るのかい」
フェイト
「今までのより強いね。それに、あの子もいる」

なのは
「あっ!?」
急に化け物は根っこを盛り上げて来た
なのは
「ユーノ君逃げて!」
それを聞き、ユーノは一目散に茂みに隠れていった。
レイジングハート
「Flier Fin」
電子音の後に、なのはの足から羽が生え飛んだ
なのは
「レイジングハート飛んで!もっと高く!」
レイジングハート
「All right」
そして より高く飛んだ

フェイト
「アークセイバー、いくよバルディッシュ」
バルディッシュ
「Arc Saver」
バルディッシュの先端部分が開き、鎌のように金色の魔力刃が現れた。

空を飛んでいたなのはは、レイジングハートを突き出した。
レイジングハート
「Shooting mode」
レイジングハートの先端部分がU字型になった。
なのは
「いくよ、レイジングハート!」

フェイト
「てい!」
フェイトはバルディッシュを振り下ろし、魔力刃を飛ばした。その魔力刃は、化け物の根っこを次々に刻んでいった。

なのは
「撃ち抜いて!ディバイン…」
レイジングハート
「Buster」
レイジングハートから強力な砲撃が放たれた。
その砲撃は化け物をバリアごと押し潰していく。

フェイト
「貫け轟雷」
バルディッシュ
「Thunder Smasher」
続いてフェイトの雷を帯びた砲撃が化け物に放たれる。
化け物は叫びをあげた、もはやそれしか出来ないであろう。
そして化け物からジュエルシードが放たれる。
レイジングハート
「Sealing mode.set up」
バルディッシュ
「Sealing form.Set up」
なのは
「ジュエルシード、シリアルZ」

フェイト
「封印」
ジュエルシードからまばゆい光が放たれ封印された。
そしてなのはとフェイトは上空に上がった。
フェイト
「ジュエルシードは衝撃を与えたらダメみたいだ」
なのは
「うん、夕べみたいになったら私のレイジングハートもフェイトちゃんのバルディッシュもかわいそうだもんね」
フェイト
「…だけど、譲れないから」
バルディッシュ
「Device form」
電子音の後、バルディッシュは斧の状態に戻った。
なのは
「私はフェイトちゃんと話しがしたいだけなんだけど」
レイジングハート
「Device mode」
なのは
「私が勝ったら、ただの甘ったれた子じゃないってわかったら、お話…聞いてくれる?」
フェイト
「…」
数秒後、二人は動いた。自分を認めてもらうために…
すると突然まばゆい光が二人を包んだ。
そして二人のデバイスを軽々受け止める者が現れた。そう、クロノ・ハラオウンである。
クロノ
「ストップだ!ここでの戦闘は危険すぎる。僕は時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。詳しい事情を聞かせてもらおうか」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ