小説たち(短編)

□ナナの恩返し
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ザーザー
大雨が降っている。
大雨の中、崎本大海という男性が傘を差して歩いていた。その時、
「ニャン」
猫の鳴き声がした。
「ん?」
「あっ、猫」
「大雨の中で…かわいそうだ。」
「うちに来るか?」
「ニャン ニャン」

大海は猫を連れて家に来た。
「寒かっただろ?」
「ニャン」
「毛布持ってくるから待ってろ」
「ニャー」
「腹減ったのか?」
「ニャン」
「えさだ。沢山食べてね」
「ニャン♪」
パクパク

大海は猫にえさを与え、毛布で温めた。

「一緒に寝るか?」
「ニャン」
「あっ、名前は…」
「よし、ナナだな!」
「ナナ」
「ニャン」
「一緒に寝よう ナナ」
「ニャン♪」
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