めいん

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俺がはやめに部室にきたとき、田口先輩だけすでにきていた。

そのときの話。


ガララッ

『田口先輩はやいですね』

田「まぁね。他の部活に行かないといけないんだけどそれまでまだ時間あるしこっち来ちゃった」

ちなみに他の部活とは生徒会執行部のことである。

『生徒会なんて大変そうな部によく入りましたね。しかも兼部』

田「なんでだろうね(笑)」







『って話したんだけど、華道とかとの兼部はわかるよ?でも、生徒会と…』

疋「まぁ、文芸部は兼部おっけーやし結構いるしな」

『俺すげぇなぁと思ってよ。他に誰かいるの?』

疋「さつき君も生徒会と兼部してるよ?」

『さつき…?女か』

疋「んー、女みたいな男?」

『え、文芸部?』

疋「うん。布田さつき。知らん?こないだ部室にいたで?」

『…あ!』

布田か。
佐東君と一緒に座ってた。
下の名前知らなかった…。
つか、女みたいな男って見た目普通に男だったぞ。

『いたな。布田も生徒会と兼部?』

疋「うん」

『話したことないな』

疋「今日部室行こっか。いるかもよ」

『おう』








――部室。

またあの四人。とゆうし。
他にも部員はいるらしいがほとんどこない。

『こんにちはー』

疋「遅いゆうきー」

『掃除だったんだよ』

左「おつかれー」

『どもです』


「………」

『えと、布田君?』

「あ、うん」

『俺、神永ゆうきだ。よろしく』

「ふ、布田さつき、です」

『何故敬語?同いだろ。タメでいいよ』

「うんっ」


…布田さつきかぁ。
こいつは腐ってんのか?


『ゆうし、ここって腐ってるやつらどんだけいんの』

疋「えー、三年の先輩方はこの二人くらいじゃない?で、佐東君以外は腐男子」

てことは布田も腐男子か…。


「あの」

『ん?』

「メアド交換しない?」

『メアド?』

「あ、嫌ならいいよ!」

『いや、いいけど』

「じゃ、じゃあ、赤外線で…」

『おう。俺が受信するわ。んでまた送るな』

「ありがと」



to be continued...


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