黒バス/長編/今吉 T
□第8話
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桜井くんに朝練は何時からかと聞けば7時からですと言われたので今朝は5時30分起きだ。
非常に眠い。
6時30分に家を出て15分歩く。
一人で歩く15分は妙に長く感じる。
さつきに今日は朝練に行くから別で行くことをメールして、またしばらく歩けば学校が。
6時40分に到着、10分で来てしまった。
我ながら20分前集合とか素晴らしい、とか思う。
ちなみにさつきとの約束は3分前か5分後だ。
取り敢えず体育館に入ろうと門をくぐり体育館へ。
しかし。
「え、体育館開かないんですけど」
ガタガタと扉を横に引いても開かない。
バシバシ叩いてから開けようと試みるも開くはずもなく、冷たい鉄の体育館の扉は「ざまぁww」と笑っているようにも見えた。
笑ってないんだけどさ。
仕方ないから体育館の入り口に腰かけて座って待つことにした。
いつもより1時間30分も早い。
私は7時に起きて30分で支度をすませて10分間ケータイいじって現実逃避決め込んでから家を出る。
なかなか忙しい朝を過ごす。
しかし今朝は5時30分に起きてタラタラ起きてをしてダラダラ支度をしたから1時間かかった。
非常に眠い。
だんだん意識が薄れてきてコクリコクリと頭が揺れる。
上の瞼と下の瞼がこんにちはしたまま動かない。
ダメだわ、これ完璧無理だわ、寝るわ私。
さらば朝練。
こんにちは、私の睡眠。
そしておやすみなさい、桐皇学園並びに体育館。