BLEACH/短編

□怪我の巧妙
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雲が空を多い尽くすある春のある日。
今日は1年生最後のビックイベント、球技大会。
我が空座高校生は女子はドッチボールかバレー、男子はバスケかソフトが種目に決められていた。

私はドッチボールを選択し、皆とコートの側で作戦会議をしていた。



「だからさ、無理して取ると当たっちゃうから逃げよう」

「取れるのは取っていいんだよね?」

「うん、だけど無理はしないこと」

「名前、体力大丈夫?もうずっと投げてるけど?」

「楽勝よ!」

「一護も見てるしな」

「!!!?」



ボソッと呟かれ、振り替えるとそこにはタツキちゃんがいてニヤニヤしながら私を見ていた。
なんということを口走るんだ。

確かに何回か黒崎くんは見かけた。
バスケを選んでいた黒崎くんは体育館で試合なはずなのに。

タツキちゃんが話しかけにいくと顔を赤くして怒鳴ったりしてた。
私を見つけてタツキちゃんをどっかに連れてったり。



「な、何で黒崎くん?か、関係ないじゃん」

「応援してくれてんじゃない。笑っときな」

「…はぃ?有沢さん、訳わかりませんけども」

「ほら、あと少しで時間だから行くよ〜」



私の頭に手を置いて立ち上がり、私の後ろを指さした。
振り替えると黒崎くんが。
…目があったんだが。



「ど、どーも…」

「あー…が、頑張れよ/////」

「!!頑張ります!!」



黒崎くんに頑張れなんか言われたら這ってでも全力でやりきる。
たとえこの次戦うクラスが強くて負けることがわかってたって
全力でやってみせる!



「頑張るから!見ててね!」

「おう!」
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