BLEACH/短編
□待ちぼうけ
1ページ/5ページ
今年一番の寒さとやらと戦いながら廊下を歩く。
昼休みにも関わらず先生に部活の連絡を聞きに行くために友達との話も切り上げて職員室に足を運んだ。
スリッパを履いていても足は寒いし、歩く度冷たい空気が顔に刺さる。
「失礼しま〜す〜…」
ゆっくり扉を開けて職員室へ。
昼休みのせいか、職員室には先生は少ししかいない。
…どこで昼食をとっているんだろうか。
「山田先生いらっしゃいますか〜?」
「………」
返事をしない先生たちに少しイラッとしつつ、失礼しました、と職員室を出た。
教室に戻りながら寒い中出向いた私の努力をなにしてくれたんだと少し思いつつ、また放課後に来ようと教室の扉を開けた。