小説

□そんなコト言われたらもう何もいらないですよ
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「沖田さんおめでとーございまーす!!」
「……酒くさ」



7月8日、雨。
未だに梅雨は続いてるが、今日は正真正銘、俺の誕生日である。
今は屯所内で酒や宴のパーティ中。…まわりが大人の男ばっかだと、こうなりますよねぃ?


もう誰のためのパーティか分からない惨状にこっそりため息をついた。



「総悟、すまねぇな」
「いや、十分楽しみましたから」



悲惨な光景に珍しく酔ってない局長から謝られた。
ま、こんな陽気に騒げるのも久々だし、仕方ないとは仕方ないのだが。



「だから近藤さん」
「ん?」
「ちょっと外の空気吸ってきやす」
「おぉ、いってこい」



主人公が途中退場するのもどうかと思うが、今じゃ俺居なくても大丈夫そうだし、それにまだ行くべき場所がある。
それを察してくれた上司に感謝しつつ、目的地…“万事屋銀ちゃん”へ向かうのだった。
























































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