過去拍手文
□指先と電流
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ふと触れた手先に、電流が走ったかと思った。
「っ!!?」
思わず触れた手先をみてしまった。
いまだ熱を持っている。
「どうしたのだ?」
疑問符を浮かべたヒルダと目があった。
・・・何も気づいてなさそうである。
まぁあのヒルダだし、意識しているヒルダもヒルダじゃない気もするが。
それでもちょっと悔しい、と思った。
「いや、なんでもねえよ」
「そうか」
すぐ近くにいるというのに、すぐ近くにヒルダの白い手があるっていうのに。
ちょっと横に動かすだけで触れる事ができるのに。
「あー・・・情けねえな」
「む?」
「こっちの話」
勇気を出して触れるのは、また遠い話。
あとがき
男鹿がヘタレ・・・たぶん日向がヘタレだからうつった←
次はヒルダ視点。