小説3
□聖帝
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聖帝・・・・・
俺は聖帝でいいのだろうか・・・
昔の仲間を傷つけ、愛する人でさえも裏切ってしまった・・・・
聖帝になるというときに、きっちりけじめをつけると誓ったのに、今さらなんで・・・・・
そんなことを考えていると
「聖帝、千宮路様がお呼びです」
「わかった」
また千宮路に言われるのだろうか
”意思が弱い”
”雷門を本気で潰そうと考えているのか”
と・・・・・・・
聖帝になったころはそんなこと言われなかったが、最近の俺はそんな風に見えてしまうのか・・・
いつから弱くなったのか
俺は・・・・
「どうすればいいんだ・・・っ」
自分を責めることしかできない俺をお前は許してくれるか
風丸・・・・・・