文弐

□第弐章
2ページ/3ページ

「冷気を操るためには冷気と一つになる、まずはそこから。
だから脱げ」
仕方なくレイナは服を脱ぎ下着(キャミソール&パンツ)となる。
忘れないでほしい。
ここはハコベ山。
つまり寒い。
レイナは腕を擦りながら寒さで震えている。
「ししししししししし死ぬ」
「大丈夫、そのくらいじゃ死なねぇから」
「何でわかるのよ」
グレイに食って掛かるレイナ。
「俺が修行していた場所はなイスバン地方でここよりも寒い、でパンツ一丁で耐えた・・・だから死なねぇ」
それを聞いてバケモノだぁと思ったのはレイナだけの秘密。
「走るぞ」
走り出すグレイ。
「魔法は?!」
慌ててついていくレイナ。
「何事も基本が大事」
そこから日がくれるまで走り続けた二人だった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ