文壱
□ぬらりひょんの孫 五
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―まだなのか―
もう少しお待ちを。
今、あやつが奴良組に入り込みました。
―まてぬ―
入ってすぐ、だと怪しまれます。
時間をかけた方がよろしいかと。
あやつもそれがわかっておりましょう。
―いや･･･あやつは裏切る―
なぜ？
―クックックック―
＊＊＊＊様？
―だからこそ、利用するのだがな。あやつを見張れ。裏切るようならば―
承知。
―あやつの絶望した顔が楽しみだよ―
―常州の弦殺師、首無よ―
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