文壱

□ぬらりひょんの孫 二
1ページ/3ページ

夜の浮世絵町。
その空を妖怪にのり散歩している妖怪がいる。
彼の名は奴良リクオ。
魑魅魍魎の主、ぬらりひょんの血を四分の一も受けついている。
そして妖怪ヤクザ奴良組の現三代目総大将である。
彼は妖怪の血を四分の一しか受けついていないため夜の間だけ妖怪の姿となる。
そしていつも散歩しているのだ。
いつもは義兄弟であるぜん(漢字が見当たらなかったため平仮名)のところにいくのだが気分を代えても本当に小さな小さな山の中を散歩している。
「ん?」
しばらく空で散歩していると妖怪の気配がいした。
こんなところにいるんだなと思いながらその気配がするところへ向かう。





























そしてリクオは息を呑んだ。
妖怪の姿は女で江戸時代の女の髪型に着物姿。
そして満月の月を背にリクオに微笑んでいた。




















その姿。











まるで天女のようだった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ