文壱
□ぬらりひょんの孫 一
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―白菊、白菊よなにしている早くいけ―
嫌でありんす
―なぜだ―
あの人を好いているから
あの人は野蛮な男どもと違った
あちきのからだ目当てじゃなかった
いつも優しかった
だから
―ならぬ―
なぜ?
―あの男を喰らうため・・・そのために貴様を生き返らした―
だとしても・・・嫌でありんす
―ならぬ!行け―
嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌
―貴様・・・主に逆らうか!―
っ
―行け―
・・・・・・・・・・・・はい
ああ
ごめんなさい・・・義賊さん