晴天の風
□第一章
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まぁ…、そんなこんなでバス停に私はいる。
待ってれば、そのうち迎えが来るという芦屋さんの言葉通り、ここにいるわけだが…。
待ち始めて一時間。
…一時間!!(大事なことなので2回いいました。)
そろそろいやになってきたかもしれない…。
帰りたいとまでは、思わないが飽きてきた。
少し思考を整理してみる。
とはいえ、本当に少ししか考えられないが…。
そもそも、本当に詐欺ではなかったのだろうか。
こんな可能性に今更気付く辺り、やっぱり私は馬鹿なのだろう。
うーん…。
うつむいて考える私の視界の端に…
ピョコピョコ…。
…本当にアレは何だろう。
白い球体の生物が歩いている。
…歩いている?跳ねている?
独特の体型と、歩き方?が合わさって、よく分からないことになっている。
よく分からないが…カワイイ。