揚羽蝶

□第二章〜告白の刻〜
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「どうかなさいましたか?」

まさかの山南さんキターーーーーッ!!!


ここは、攻略対象くるべきだろ!!

何のために前話でひきのばしたと思っt(ry


「再びききますがどうかしましたか?」

1人で自問自答していると、山南さんが少しイラッした様子で言ってきた。


「いえ、何故攻略対象がこないのかと…。」

ハッ!!私は何を言っているのか!!

落ち着け!!

落ち着け自分!!


「まぁ、そうですね。ここは土方くんあたりが…いえ、何でもありません!!」

まさかののってきた!!

というか、何故通じたのかという!!

本気でこの人は何者だ!?


「にしても…ようやく起きたのですか?」

山南さんは、私を珍しいものでも見るような目で見ている。

「先ほど…な。」

斎藤さんが話すとは思ってなかった!!

というか、存在を忘れていた!!


な、何ということだろう!!

この私がサブキャラを攻略対象より優先させるとは!!


で、でも、どちらかといえば個人的には眼鏡キャラも捨てがた…。

「ハッ!!何を考えているんだ、自分!!」

気がつくと発叫していた。

周りからの目が冷たい…。


「…本当にどうかなさいましたか?」

山南さんが同じことを何度も繰り返しているが…。

気のせいだろうか。

回数を重ねるごとに冷たくなっているというか…。


「いえ、別になんでもありません。いや、本当に。」

「もはや嘘としか思えないのですが…。」

「というか、確実に嘘だな。」


ヤバい…。

折角トリップができたというのに…。

私、まるで妄想癖がある変人みたいだ!!

…いや、実際そうなのだが。

好感度がメキメキ下がる音がする。

ここはやはりフラグをたてるべきだろう。
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