Story

□童話の中の、王子様。。
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童話の中の、王子様。。〜T〜



『Little Mermaid』



…もしも、この声が、あなたに届かなくっても、

あなたに、私の姿が見えなくなってしまっても…

―それでも、愛して、くれますか。。?

ねぇ、ウィル。。ひとめ惚れって、あなたは、信じる。。?

私ね、初めて、海の上の、船に乗っている、あなたを見てね、

『この人だ!』って、想ったの。。

『この人が、きっと、私の、運命の、人だって…!』

…笑っても、いいよ?

でもね、あなたは、私に、気が付いては、くれなかったよね…

この、声のせい?

…それは、私が、

愛しい愛しい、あなたの名前を、呼べなかったから…?

ウィルは、『りる』って、

私の名前を、呼んで、くれた、よ…ね。。

…愛して欲しい、何て、私には、言えないよ。。

ただね、大好きな、あなたが…ウィルが、

幸せになってくれさえすれば、

私は、それでね、満足、だ、よ…

…そう、例え、あなたにとってのプリンセスが、

私では無かった、と、しても…

あなたのいない、未来だ何て、私はいらない…!

…パパ、ママ、ごめんね…

お姉ちゃん達も…

人魚の世界で、この、声の次に大切な、

長い髪を、皆、短く切ってまで、

私のコトを、助けようとして、くれたのに…

でもね、ウィル…

私は、あなたの未来を奪ってまで、

生きたい、だなんて、想えないの…

ウィルは、私の分まで、

これから先の、未来に、

いっぱい、いっぱいキレイなものを見て、

いっぱい、いっぱい、ステキなものに、触れて…ね…

ね…ウィル。。

どうか、私のコトは、忘れて…ね…?

人間の、フィリップ王国の、王子様の、あなたに…

一生に、たった、1度っきりの、恋をした…

儚く、消えて、泡になった、人魚の私を…

ウィルは、想いださなくっても、いいからね。。?

どうか、あなたの…あなただけの…

世界でたった1人の、かけがえの無い、

プリンセスと、幸せに、なって…ね。。

ウィル。。私ね、

あなたと出逢えて、本当に、良かったよ…

短い間だったけど、あなたと一緒に過ごした時間は、

私にとってね、一生忘れられない、

大切な、大切な、かけがえのない、

想い出に、なった…よ…

今ね、私、胸を張ってね、

幸せだったって、誓える、よ。。

例え、この身体が、消えて、無くなったとしても…

あなたを、愛した、この、想いだけは、

きっと、消えずに、この海の中で…

大きな、広い、海の、中からだけだけど。。

あなたの幸せを、ずぅっと、祈って…

あなたの、コトを、ずぅっと、見守って、いるから…ね。。?

私は、もうすぐ、眠りに着くけれど…

あなたは、どうか、良い夢を。。

愛する、あなたの…

ウィルの幸せを…

私は、きっと、世界中の、誰よりも…

心から、祈って、いるから…ね。。?

…さよなら…ウィル。。

出逢ってくれて、ありがとう。。

私に、愛を、教えてくれて、

ありがとう。。

**Happy End??**
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