Story

□王子様と、お姫様。。
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王子様と、お姫様。。〜T―@〜



『snow white』



「う〜ん…」

…ねぇ、りる…

 もしかして、もう…

 寝ちゃった…?

俺の問いかけに、

答えるかの様に、

りるの小さな身体から、

スーッと、

小さな、寝息が聴こえる。。

…りる、そんな…

 終わって直ぐに、寝ちゃう何て…

 …俺、そんなに、

 りるを疲れさせちゃった、か、な…?

―何て、俺の、りるへの問いかけは、

 答えの無い、

 独り言へと、変わっていく。

ふぅ…もう少し、

りると、色々…

抱き合ったりとか、

したかったんだけどな…

…こんなに可愛い寝顔で、

 安らかに眠るりるを、

 流石に、俺は、

 起こせない、な…

「おやすみ、りる。。

 良い夢を…」

そう言って、

軽く、りるのおでこに、

ちゅっとキスを落とすと―

「ん…ウィ…ル…?」

と、予想外の、

りるからの、返事が返って来る。

「…ごめんね…

 りるを、起こしちゃったかな…?」

そう言う、俺の言葉に、

りるは、何も、答えない。。

「―?」

不思議に想った俺が、

りるの顔を覗くと…

先程と同じ様に、りるが、

天使の様な寝顔で、

すぅすぅと、

小さな寝息を、立てていた―

「りる…寝言、か…」

…りる、寝言で、

 俺の名前を、

 呼んでくれていたんだね…

無意識だとは分かっていても、

りるの可愛らしい行動に、

そして、安心しきった様に、

俺の隣で、

小さい身体を、更に小さくし、

丸まって眠る、

愛しい、愛しい、プリンセス。。

…りる…

 好き、だよ…

 …大好きだ…

俺は、一生、

りるの事だけを、

ずっと、愛しているからね…

そうして、目は冴えている物の、

眠ってしまったりるを、

腕枕したままの状態で、

俺は、1人で、色々と、

物想いに、ふけっていたんだ。。
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