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□キミが僕にくれた沢山のコト
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キミが僕にくれた沢山のコト



…ねぇ、りる。。今日はこの俺に、一体どんなキレイな景色(モノ)を見せてくれるのかな…?

それは例えるとするならばきっと、雨上がりの虹…

キミは…りるは、俺に雨が降った時でも唯唯2人一緒に過ごすと言うそれだけで、

何にも代えがたいそんな“素敵な瞬間”を過ごせると言う事を教えてくれたね…

…小さくって、可愛い可愛い、愛おしくって、堪らない…

俺の、俺だけの…この世界にたった1人だけの、愛しい、愛しい、“プリンセス”。。

りるは、雨上がりの空を見上げてこう呟く…

『うわぁ〜っ、ウィルっ、見て見てっ!虹が出てるよっ、キレ〜イ。。』

そう言いながら、小さなその手で俺の服の袖をぎゅっと掴んで、

その“雨上がりの虹”を俺と一緒に見られた事が、

嬉しくって堪らないのか、幸せそうに、柔らかな頬を真っ赤に染めて、

光輝く七色の虹でさえも霞んでしまう程にキラキラとした、澄んだ大きな瞳を俺に向けて、にこっと微笑む。。

『うん…そうだね、キレイだね…』

その“キレイ”なモノは果たして“虹”か、それ共…りるのキラキラと光る“瞳”なのかな…?

そう言えば…キミは…りるは“キラキラと光輝くモノ”が大好きみたいで、

前には小さな丸い、青い、ビー玉?とか言うモノを大事に大切そうに眺めて、

“ウィルのキレイな青い瞳と一緒の色の、このビー玉を、持ってるとね…離れていても、いつでも、

 大好きなウィルと一緒にいられる様な気持ちになれるんだよ…”

…何て、可愛い事を言っていたね…

“お守り”だって、そう言いながら、優しくそして嬉しそうに、にこにこ微笑(わら)って、

小さなその手をぎゅっと握って、

りるは青いビー玉を大切そうに持っていて…

“寂しい”だ何て泣き言も、

“もっと一緒にいたい”と言う可愛いワガママも、

キミは…りるは、いつでも俺には言わずに、健気に“俺の代わり”だ何て言って、

その“ビー玉”の煌く青をじっと穏やかに見つめていたりして…

“ウィルのね、そのキレイな青い瞳も、ウィルの全〜部、大好きだよ。。っ”

そう、顔を真っ赤に染めながら、一生懸命に俺へと伝えてくれた、

キミが…りるが、好きだと言ってくれたこの俺の青い瞳に映るモノ。。

…りると出逢う前までの俺の世界は、空っぽで…只々“無色”の、そんな世界だったんだ…

“色”何てモノは何も無い…この瞳に何が映ろうとも、

それは俺にとっての“現実”なのか“夢”なのかさえも分からない…

“俺”と言うその“存在”よりも、それよりも、

“フィリップ王国の時期国王のウィル王子”として、兄のスティーヴの代わりに、王位を継いで、それから…

それ等全てに、何に置いても、“感情”だ何てモノは一切無い…“義務”でしか、無いのだとそう、

想っていたけれど…

りると出逢えて、俺は変わる事が出来たんだよ。。

…キミは…りるは、この俺に、数え切れない位に沢山の“色”をくれたね…

小さなヒヨコのふわふわとした“黄色”のその色を、

“ウィルの髪の色と一緒だねっ”何て無邪気に子供みたいな笑顔を浮かべたり、

俺は、りると2人で一緒に過ごすその瞬間の、

キラキラとした、かけがえの無い輝く時間を沢山キミに教えて貰ったんだよ…?

…今までの俺だったら、この青い瞳は閉じられているのか開いているのかそれさえも、分からない…

そんな瞳にキミの…りるの姿が映る、唯それだけで、この瞳には、“光”が宿る。。

“りると言うその存在”が、俺の全てを…この瞳に映る世界をキラキラとした輝くモノへと変えてくれたんだ…

キミは…りるは、俺に“光”を与えてくれて、それから、俺の世界に“彩り”も一緒に与えてくれたね。。

心から嬉しそうに、幸せそうに、微笑む優しいその笑顔が、廻り廻って、巡り巡って、

俺の“心”にも暖かな優しさを贈ってくれていたんだね…

…俺はいつでも、りるから貰ってばかりいる…ね。。

そんな俺からは、キミの世界もどうか、光輝く、煌く素敵なモノで有る様にと願いを込めて、

“心からのキス”を、りるへと贈るよ…

…愛しい、愛しい、世界でたった1人だけの、俺の、“プリンセス”。。

りる。。愛しているよ…

2人で一緒に過ごす時間が、りるにとっても、“キラキラ輝く”素敵な瞬間で有る様にと…

どうか、俺のこのキミへの想いが届く様にと祈りを込めて、

…俺は、りるに、何度でも…優しい優しい、キスを贈るよ。。

**Shining Rainbow。。**

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