Don't think, feel !
□4話
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家についた2人は持っていた荷物を適当に置いて、私を見る。
その姿はさながら主人の命令を待ってる忠犬のようだ。
「私は夕食の準備しますから大人しく待っててください」
「ユウショク?何だそれは」
「え?夕食ですよ。晩御飯。夜の食事。」
「もしかしてユウゲのことかい?」
「ユウゲ?あぁはい多分それです」
話が噛み合ったところでキッチンに向かう。
2人はそんな私を見つめているのか視線を凄い感じる。
・・・これじゃ気になって料理に集中出来ないじゃんか。あっち向いてろ
そのあとはまぁ大変だった。まず蛇口を捻ったら出てくる水道水に2人はこれでもかってくらいびっくりしてキッチンに走ってきた。そのあともコンロの火とか冷蔵庫とかに異常に反応する。その度に私は電気のこととか色々いい加減に教えていく。何より2人がびっくりしたのは私がまともに料理ができることだった。畜生もうお前らあっち行ってろ。
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