Don't think, feel !
□19話
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質素な朝食も済み、武将含め四人で家事をしていたところ、私のケータイが鳴り響いた。
画面には綾からのメールが一通。
内容は一緒に今日の花火大会に行かないかというものだった。
花火大会…確かこの花火大会と言えば出店なんかも出る一つのお祭りだ。昔家族で行ったことがある。それからなんとなく行くのが面倒で行っていなかったけど、そうか、今日は花火大会だったのか。
「悪いけど、私は行かない…っと」
「鈴くん」
「うひゃあっ!た、竹中さん!?」
「おや、驚かせてまったかい」
「はい。凄い驚きました。いきなり気配なく声を掛けるのやめてください」
本当にびっくりするんですから。と言うと竹中さんはすまなかったね。なんていつも通りの心がまったくこもってない謝りを見せた。
「いつからそんな子になったの…!お母さん許しませんよ…!」
「君のような幼い母親を持った覚えはない」
「で、ですよねー」
「それより鈴くん、三成くんが皿を洗ってたら案の定割ってしまったよ」
な ん だ と
「だからあれほど石田さんにはデリケートな家事はさせないようにと言ったじゃないですか!!!」
「でりけーと?」
「あぁもう通じない武将めんどくさい!繊細って意味です!」
「鈴くん…三成くんはああ見えて実はとても繊細なんだよ」
「知るか!!!」
竹中さんと言い合いながら台所へと着いた。まったくこの人達が来てから家の器物破損率が半端なく上がっている。だいたいは石田さんのせい。ここ重要。だいたいは石田さんのせい。大切なことなので二回言いました。
台所には綺麗に真っ二つになった皿を持った石田さんが少し申し訳なさそうにこちらを見ていた。
え、割ったってそういう風に!?
皿ってそんな綺麗に真っ二つになるの!?逆にすげぇわ!!
「石田さん…あんたここがファミレスだったら即クビですよ」
「ふぁみれす?」
「あぁん通じない!」
もういいや!
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