Don't think, feel !

□10話
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せっかく図書室に来たので私も本を眺める。
昔は本が大好きでよく読んでいたけど、成長するに連れてあまり読まなくなった。故に図書室とも疎遠になっていたが…やはり本は良い。




どんな本を読もうかな…と思いながら見ていたら、突然バサリと何かが床に落ちる音がした。



何の音…?


後ろを振り替えってみると、床に本が置いてあった。どうやら本棚から落ちたらしい。


その本を拾って見てみる。小説みたいだが…


「題名も作者名も紹介文も何も書いてねぇ…」


不思議なことに本に必ず書いてある必要事項が全く書いていなかった。一見、白い分厚い手帳のようだ。しかし中身はしっかりと小説が書かれてある。


ちょっと不気味…


でも、なんか面白そう。


不思議と惹き付けられるものがある


「これ読んでみるか」






綾も借りる本が決まったらしく2人で図書貸し出しカードに名前を書く…

って、この本貸し出しカードもないじゃんか!!
もしかして、廃棄するはずだったとか?


仕方ないからそのまま何もせず借りることにした。夏休み明けにちゃんと理由言って返せば大丈夫だよね




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