翡翠
□3章
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「僕は緑川リュウジ」
やっぱり
「緑川リュウジって…」
「「「日本代表の!?」」」
「あはは、随分昔の話だね」
そう、緑川リュウジ
あのイナズマジャパンの一人
そして翡翠の…
「なんであの緑川さんがこんなところに…てか波間と知り合い…?」
「ああ、翡翠は僕の妹みたいなものだよ」
「「「妹!?」」」
「いや、別に血はつながってないんだけどね?」
「すげぇ…」
「あいつ何者だよ」
みんな超びっくりしてる
まぁそれもそうか
「たまたまさっきの口論を見かけてね…
すまない、翡翠はただサッカーが好きなだけなんだよ。
僕の兄弟はみんなそうなんだ。
翡翠は僕やイナズマジャパンのヒロト、
それから韓国代表だった南雲や涼野なんかにも、3才くらいからしごかれててね。
でもいっつもサッカーしよう!ってきかなかったんだよ」
…そうだったな
俺も…
「だから今のサッカーに耐えられないんだ。
子どもだって思うかもしれないが…許してやってくれ。
責めないでやってくれ…なんてただの兄バカなんだけどね」