ホントの自分
□7章
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今度は吟田さんはすごい勢いで向かってきて私を押し倒した
「や…」
「だったら体で教えてあげるよ!KARENは僕のものだってね!」
「いやぁっ…!」
「ちゅーかそれ以上汚い手でKARENに触れんのは俺が許さないし」
「ぐはっ!」
目を開けると
吟田さんは横に倒れていた
「KA…I…」
「KAREN!大丈夫!?」
私は頷く
「立てるか?」
「う…ん…」
私はKAIJIの手を借りて立ち上がる
吟田さんもよろよろと立ち上がった
「あーあ…残念だね、KAREN。
彼は本当に僕を怒らせてしまったようだ。
汚い手でKARENに触れんのは許さない?
それはこっちの台詞だ!僕のKARENに触るな!」
「やだね。ちゅーかおっさん誰だし。いつからKARENはおっさんのもんになったんだよ!」
「ほぅ…そう言えば自己紹介がまだだったか」
そう言って吟田さんは名刺を差し出す
「吟田…ってfairy garden…!?」
「ああ、そうだ。僕に楯突くのはあまり頭のいい行動ではないと思うぞ?KAIJI」
「へぇ…俺のことも知ってんだなっ!」