ホントの気持ち
□7章
1ページ/12ページ
「こんばんはー!」
「あらKAREN!」
「KARENじゃない!久しぶりね!」
「体は大丈夫なの?」
次の晩
私は久々に店に顔を出した
「KARENがいないと大変だったんだからね!」
「なにせNo.1だもんねぇ」
あ…
そっか
私…No.1なんだよね
「オーナーは?」
「奥にいるわ」
言われた通り奥に進んで扉をノックする
「はーい?どうぞ!」
「失礼します!」
扉を開けば
「KARENじゃないか!体はもう大丈夫なのかい?」
変わらないその姿に安心する
「はい!すっかり元気です!」
「それはなによりだ…すまないね、あまり見舞いにも行けなくて」
「いえ!私の方こそ長いことすみませんでした」
オーナーは首を横に振る
「それで…仕事のことなんですが」