ホントの気持ち

□6章
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華蓮side

「山菜…」

神童君が寂しそうに漏らす

切ない顔をしていた

それから私たちに向き直って

「それじゃぁ、また明日」
「うん…じゃぁな!」

そうして彼は去っていった

少しの沈黙

破ったのはやっぱり浜野君

「…今日は楽しかったな!」
「う…ん…」

もうこの時間は終わってしまうのか

そう思ったら寂しくて

「華蓮?どかした?」
「ぁ…」

私は首を横に振る
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