あたしの太陽
□8章
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足でドアを乱暴に開けると、兄さんが驚いてこちらを見る
「どうしたんだ…って恵里奈ちゃん!?」
あたしはすぐに恵里奈をベッドに寝かせ、ナースコールを押す
まもなく看護師がやってきた
「どうしました?」
「恵里奈が…恵里奈が急に…!」
あたしは必死に説明しようとするけど、半分パニックに陥っててうまく話せない
看護師は話を聞きながらも手早く装置やらなんやらを取り付けてる
「そうですか…わかりました」
「あの、恵里奈は…」
「大丈夫。少しやすめばよくなります」
そっか…よかった
看護師が部屋を出ていった後、あたしはおにぎりを食べながら恵里奈が目覚めるのを待っていた