その他 短編/中編
□愛しの魔法オタク
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「うぉっ、これが雪か！」
外交のために訪れた国
そこで初めて雪を目にした
「シャルルカン様のお部屋は此方です」
「お、ありがとな！」
案内された部屋は暖かかった
「では、ごゆっくり」
扉が閉まり、足音が遠ざかる
「…行ったな？」
俺はもう一度扉を開けて確認すると
窓を開いた
せっかく来た国だ
もっとよく知りたい
「しっかし寒い国だな…」
俺はジャーファルに持たされた上着を羽織る
いらないと言い張ったが…持ってきてよかったと今は思う
俺は城下町の外に出る
一歩町の外に出ればそこはスラム街
「…ここの王様はなにやってんだか」
その時