取柄を失った少女

□13章
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次の日

昨日の夜は布団に入ったあとも黒木さんの顔が浮かんでなかなか寝付けなかった

しかも今日から朝練で早いから…正直かなり眠いです

ぼんやりしながら登校してサッカー棟へ向かう

「おはようございます、凛先輩!」

「おはよう葵ちゃん。まだみんな来てないね?」

葵ちゃんが1番みたい

「天馬と信介は河川敷で練習してました!」

「1年生はすごい熱心だね!偉い…」

「2人とも、サッカー大好きですからね!」

なんて話していると

「おはよう。早いなマネージャー」

そう言ってやってきたのは三国先輩

「「おはようございます!」」

続いて他の人たちもどんどんやってくる

その中にいる海士の姿を見てとても安心するのが自分でもよくわかった

「おはよ!凛眠そうだなー」

「おはよう!今日いつもより早かったからね」

それだけじゃないけど…

私はそれだけ言って笑顔を浮かべた
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