ホントの自分
□18章
1ページ/3ページ
「ねぇ、篠宮さん」
「はっ、はい?」
次の日
今は部活中
先輩マネージャーに話しかけられた
私は引っ込み思案で臆病な癖が出てしまわないように常に気を張っていなければならなかった
ちょっとだけ疲れるけど…でも普通に喋れることを考えればなんでもない
「篠宮さんって南沢君と付き合ってるんでしょ?」
「はい…」
「いいなぁ…あんなかっこいい彼氏がいて」
「でも篠宮さん美人だもんねーやっぱりこのくらいの美人じゃなきゃ釣り合わないか」
「そんな…全然…篤志さん趣味悪いですよね、私なんか選んで」
「いやいやこんな美人で性格も大人びてて完璧じゃない」
「ぁ…ありがとうございます」
私よりいい人いくらでもいるのに…
本当に篤志さんはなにがよくて私なんか選んだんだろ
…浜野君もだけど